24時間監視システムと会社の格の関係
セキュリティ会社はどこも「24時間監視」とうたってはいますが、実際の監視の仕方はいろいろです。
二流、三流のセキュリティ会社は町に一つしかない小さな事務所で仮眠を取りながら2人くらいで待機しています。そこから、通報があると事務所に鍵をして駐車場に行き車に乗り、そこから車を走らせて現場に向かうという方法です。容易に想像がつくと思いますが、現場に着くのにはとても時間がかかるのです。
しかし一流のセキュリティ会社は24時間監視システムがとても充実しています。大手セキュリティ会社アルソックを例にどれほど24時間監視が充実しているか説明しましょう。
アルソックの24時間監視システムは各都市一括型です。ガードセンターと呼ばれる大きな事務所に、交代制で40人もの専門スタッフが監視先画像を厳しく監視しています。NASAの監視所みたいなところと想像したら分かりやすいでしょう。
夜中も町中からひっきりなしに通報があり、夜も眠ることなど決してありません。一度の勤務で一人当たり40件もの電話を受けることになります。連絡を受けたり監視画像から不審者を確認すると、すぐさまこのガードセンタースタッフが各待機所のガードマンに指令が出して現場に直行させます。各待機所は全国で2100箇所ほどあり、24時間いつも5分ほどで現場に到着できるように配備されています。
ガードマンの待機所は必ずしも事務所ではありません。夜はとりわけ犯罪が発生しやすいので事務所から何チーム化に分かれて、さらにすぐお客様宅に直行できるよう駐車場などで待機しています。
一口に24時間監視システムとは言っても、一流セキュリティ会社とその他の二流三流会社とは全く監視の仕方が違うことが分かっていただけたでしょうか。